2024/09/28 16:10

動画でご紹介しなかったちょっとした裏側の工夫についてです。


縫い代の立ちあがり


割ってアイロンしたはずが、
湿度や時間とともにアイロンの効果がきれてしまい、
縫い代が立ちあがってしまう現象。

シャツ地レベルの薄さだと気にならないですが、
ボトムやコート向けの生地だと、
立ち上がった縫い代が四方八方に折れたりして
生地の表側にもボコボコが反映されてしまうことも。

それを防ぐため、私はいつも縫いつけています。
裏地ありで仕立てるときも、なしで仕立てるときもです。

BEFORE 立ちあがってくる縫い代
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AFTER 縫いつけました
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あと、裏地無しの仕立てで気になるのが、

見えてしまう芯地


今回のドルマン羽織だとポケットの裏。
店内で脱いだときに見えたら不格好かな、と。
縫い目が見えるのはよいですが芯地はやはり見えたらあかんよな、と。

というわけで手持ちの端切れを探し、
近い色の裏地用の生地があったので上から被せてみました。
羽織本体が無地なら、ここをアクセントとして楽しむのもよいかも。

隠したいこの芯地
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隠してみました
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冬のアウターはいつも裏地つきで作る私にとっては、
今回が初めての芯地対策でした。

以上、ドルマン羽織 裏側編でした。