2024/09/28 16:26

このページをご覧になっている方は、
既製服を購入して着る以外の
選択肢を既にお持ちの方なのかもしれませんが、
まだ作ったことはないけれど作ってみたいと
お考えの方もきっといらっしゃると想定し、
そんな方々に向けて
考えを書いてみます。

結論からいうと

少しでもやってみようかなという気持ちがあるなら、ぜひトライを。


服を作ってみたいけど躊躇う。
それはおそらく以下のような
理由かと思いますので
ひとつひとつ解いてみます。

ミシンを持っていない

購入すればよいだけです。
ミシンの選び方は
このオンラインの大海原のどこかに
きっと最適なガイドが存在するはずですので、
ここでは割愛します。

いや、購入すればいいとか
そんなことはわかってるんだけど、
買ったのに結局あんまり使わないというオチを
心配しているんだよという話でしたら、
決してミシンを押入の奥に仕舞い込まず、
部屋の手前のほうに出しておきましょう。
”仕舞い込んだら使わない”
これはミシンあるあるです。
手が届くところに置いておくのは
アクティブモード維持のための鉄則です。

教室に通わないといけないのだろうか
昔学校で習ったことは忘れた

現代を生きる人々は、
どうやらミシンどころか
針や糸すらあまり触る機会がないようです。
その影響か、手芸屋さんや生地屋さんも
どんどん減っており、こうした現状を
フィンランドの洋裁好きの知人に話したところ
フィンランドも同じだと嘆いていました。
手芸好きそうなのに(勝手なイメージ

余談ですが、
Woven Wovenを始めたきっかけは
自分が必要とする服よりも
創作意欲のほうが上回ってしまったからですが、
手芸系の小売店が
どんどん減っていく寂しさから芽生えた
"もっと広く服を作る人が増えてほしい"
という想いが軸です。
余談終わり。

過去に学校で習ったことが
あってもなくても、丸ごと忘れていても、
今は独学にやさしい時代ですから(ココ重要)、
Youtubeのチャンネル、ブログ等で
ピンポイントで学ぶことができます。

写真や文章のみだと難しいことも、
動画はきっと助けになります。
初回は思うようにいかないかもしれませんが、
それは洋裁に限らず
すべてにおいて当然のことです。
例え想像よりうまくいかなかったとしても、
一歩を踏み出せば次は二歩目です。
手作業は基本的に、場数を踏めば上達します。
少しずつ上達していく過程を
楽しいと感じることができるなら、
きっとそのうち色々縫えるようになるはずです。

例えば、同じポケットの仕上げでも
縫い方はひとつではありませんから、
いくつかの動画等を比較して
自分に合った方法を取り入れればよいのです。
先人が研究して辿り着いたHow toを
公開してくれていてありがたい時代です。

習得したスキルはその人自身のものですから、
手元に(その仕上げに必要な)ミシンがあるなら、
スキルを習得すればするほど
可能性は拡がります。
つまり、、

可能性の拡がりを
自分自身で持てるか、持ちたいか。

ここを基準に考えられるとよいかもしれません。
色んなものを作れるようになりたいという
気持ちがある方なら、
ミシン代なんてすぐに元がとれるくらいの
充実した生活が待っています。

プロに頼む利点についても考えてみます。

自分の希望を叶える服を着たいけれど、
作ること自体には関心がない場合、
プロに頼むのがいいかもしれません。
というよりこの場合は
そもそも作るという選択肢が
発生しないかもしれませんね。

自分で縫えるスキルをお持ちの方でも、
久しぶりに腰をあげるエネルギー、
時間や労力を考えると、
縫ってくれるプロがいると
助かる場面はありそうです。

実際、Nutteのサービスが始まったとき、
洋裁好きの知人が
「こんなサービスがあって気になってる!」
と教えてくれ、
縫い手としての関心かと思いきや、 頼む側としての話だったことがありました。

そういう私も、
基本はパターンから自作の服を着ていますが、
コートやパンツ等
大きいアイテムの狭い部屋での縫製、
特に裁断は場所の確保が難しく、
毎度壁を感じます。
いつかNutteで依頼してみようかなと
考えています。
※まわしものではありません

既存のサービスや商品を組み合わせて
個々人の望みを
それぞれに実現できるといいなと思いますし、
すでにすっかりそんな時代だと感じます。

縫製を自分でしてもしなくても、
自分で選んだデザインと生地を
組み合わせた服の実現は
クオリティオブライフが上がること
請け合いですから、
是非試してみていただきたいです。

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